EMPATHYMIND ポップアップイベントでのスペース活用例
2020年にスタートしたライフスタイルウェアブランド「EMPATHYMIND(エンパシーマインド)」。
デザイナーの考えや想いを手元で”EMPATHY=共感”し、その”MIND=心”を感覚の一番敏感な”脳”から味わってほしいとCAPをアイコンに掲げたブランドとして誕生しました。
De-street style|Cultured Adult|Family|Sustainable|American Luxury
5つのコンセプトを融合したウェアラインを展開しています。ブランドを手がける本間さんはフォトグラファーやビデオグラファーを経て、立ち上げまでの様々なディレクションを経験。幼少期から海外で受けたインスピレーションを織り交ぜデザインからルック撮影に至るまでの全てを自身で手掛けるスタイルで唯一無二の世界観を表現しています。
「EMPATHYMIND ポップアップイベント」は、ナイトパーティを含めた3日間開催しました。
イベントスペースの「Showroom Box」をはじめ、店舗の売場スペースや「Laboratory Box」など、当施設内の全エリアをご活用いただきました。
初日のナイトパーティでは、ケータリングやドリンクサービスに加え、豪華DJ陣による音楽演出も行われ、空間全体に心地よい音が広がりました。




世界観を作り込むための入念な打ち合わせ
このポップアップイベントの開催にあたっては、デザイナーの本間さんとともに「ブランドの世界観を空間で表現する」というテーマを軸に、細部にわたるすり合わせを重ねながら、空間そのものを共に作り上げていきました。
白壁とコンクリートで構成されたShowroom Boxは、ブランドの世界観を表現しやすいと評価をいただき、入り口からShowroom Boxまでの導線には創作を施しロゴ入りのスタンドやオリジナルのラインテープを配置。来場者が空間に引き込まれるような、ストーリー性のある演出を意識しました。
また、普段は実験スペースとして使用しているLaboratory BoxにはDJブースを設置。入り口からのインパクトと、空間に遊び心を加える演出として、ブランドの個性を印象的に表現しました。




イベント設計の中で、空間の回遊性にもこだわり、店舗入り口にはウェルカムドリンクやコーヒースタンドを設置し、お客様が自然と空間の中へ導かれていくような流れを演出。
さらに、店舗とShowroom Boxの間にあるスペースには、ケータリングブースを配置。
軽食を楽しみながら商品をゆっくりと見ていただけるよう、滞在のしやすさと動線の心地よさの両立を図りました。空間全体がブランドの世界観を体験できる場となるよう、動線設計・演出・構成までともに作り上げることができました。


共につくることで生まれる空間の可能性
この3日間のイベントを通じて、あらためて「空間が持つ表現力と可能性」を実感することができました。
本間さんとの緊密なコミュニケーションを通して、空間とブランドが一体となる体験づくりが実現できたことを、心より光栄に思います。
今回のイベントは、スペースを提供する私たちにとっても、共創の価値を強く感じる機会となりました。
今後もこのようなかたちで、ブランドとともに価値ある場を育てていけるような取り組みを続けてまいります。

